2017.05.22
【英国】VRスタートアップ企業インプロバブル・ワールズ、ソフトバンク等から総額5億200万米ドル調達
英国のVR(仮想現実)分野のスタートアップ企業インプロバブル・ワールズ(Improbable Worlds)は5月11日、ソフトバンクをはじめとする複数の投資家から総額5億200万米ドル(約570億円)に上る資金を調達したと発表した。同社は新たに調達した資金を元に、大規模なマルチプレーヤー用オンラインゲーム向けのVRのソフトウェア(「Spatial OS」)を含む同社のゲームや現実世界の大規模シミュレーション関係のテクノロジーの強化を図るとともに、今後同社の拠点であるロンドンと、サンフランシスコのオフィスでのリクルートを強化するとしている。また、これにあわせてソフトバンク等との互恵的関係を模索するとしており、ソフトバンクのディープ・ニシャールMDがインプロバブルに取締役として参画し、同社の非支配持分株式を持つことになる。既に同社に投資を行っている米VCアンドリーセン・ホロウィッツや香港VCホライズン・ベンチャーズ、シンガポールの投資会社テマセクも新たに資金を拠出する。