2017.05.12
【米国】ファーストデータ、中国モバイル決済サービスのアリペイを運営するアント・ファイナンシャルと契約
決済処理業者であるファーストデータは5月9日、中国の阿里巴巴グループ傘下企業でモバイル決済サービスのアリペイを運営するアント・ファイナンシャルと契約したことを発表した。北米を訪れる中国人消費者は毎年400万人を超えている中、ファーストデータの決済処理サービスが利用可能な米国内400万か所でスマートフォンを使った支払いが行えるようになる。米国内でアップルペイが利用可能な場所は約450万か所なので、規模としてはアップルと肩を並べることとなる。両社は、昨秋からカリフォルニア、ニューヨークの一部小売店舗でモバイル決済のパイロット・プログラムを開始していた。
なお、ウィチャット・ペイを運営するテンセントも今年2月に米国でモバイル決済プラットフォームを展開するCitconと提携し、米国を旅行する中国消費者向けのモバイル決済サービスの提供を開始している。