2017.04.24
【中国】工業・情報化部、「クラウドコンピューティング発展3か年行動計画(2017-2019年)」発表
工業・情報化部は、国務院の「クラウドコンピューティング革新発展の促進と情報産業の新業態育成に関する意見」を実施、クラウドコンピューティングの健全かつ速やかな発展を促進するため、「クラウドコンピューティング発展3か年行動計画(2017-2019年)」を発表した。2015年、中国のクラウドコンピューティング産業規模は1,500億元(約2兆4,091億円)に達した。同行動計画の発展目標は以下のとおり。
*2019年に中国のクラウドコンピューティング産業規模が4,300億元(約6兆9,061億円)に達するとともに、複数の重要技術においてブレークスルーを遂げ、クラウドコンピューティングのサービス能力が国際先端水準に達し、新世代情報産業発展へのけん引効果が向上する。
*製造、行政等の分野におけるクラウドコンピューティングの利用水準が顕著に向上する。クラウドコンピューティングのデータセンターの配置が改善され、使用率及び集約化水準が向上する。クラウドコンピューティング企業の国際影響力が顕著に拡大して、グローバル市場シェアの大きいリーディング企業を2-3社育成する。
また、同行動計画の重点任務として、①技術強化行動、②産業発展行動、③利用促進行動、④安全保障行動、⑤環境整備行動を取り上げている。さらに、国際交流において、中独、中欧、中日韓等の国際協力体制を利用、「一帯一路」等の国家戦略を結び付けて、クラウドコンピューティングの有力企業が海外に研究開発センター、販路を開設するとともに、国際の合併買収を行うことを支援する。