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　ボーダフォンUKは4月12日、40か国におけるローミング料金の廃止、端末購入後6か月での新端末へのアップグレード、新たなAIチャットボット「TOBi」の導入などを主な内容とする新たな利用者向けキャンペーンを発表した。主な内容は以下のとおりである。

＊ローミング料金の廃止
　新規契約又は既存契約をアップグレードする月払いの利用者・小規模事業者すべてについてローミング料金（通話、テキスト、データ）を廃止する。該当する40か国（Roam-free destinations）はボーダフォンの利用者の80％を占める。今回対象となる40か国は本年6月より施行予定のEUローミング規則の対象国より、も多く、英国王室属領チャンネル諸島、スイス、トルコを含んでいる。また、日本を含むその他の60か国（Roam-further destinations）についても、利用日1日当たり5ポンドの追加費用を払えばローミング料金はかからない。ボーダフォンは全世界117か国でローミングサービスを提供しており、英国の事業者の中でベストなローミングネットワークを保有している。

＊新端末へのアップグレード
　これまで最新モデルの端末に切り替えるためには既存の契約の終了を待たなければならなかったが、今後は購入後6か月経過すればいつでも端末のアップグレードが可能になる。

＊AIチャットボット「TOBi」の導入
　英国のモバイル業界では初となるAIチャットボット「TOBi」を導入し、利用者からの質問等に対して迅速に対応する。TOBiは電話トラブルから注文のトラッキングに至るまでさまざまな問い合わせに対応し、必要であればウェブチャットアドバイザーにまでシームレスにつなぐことができる。また、一部の利用者は既にオンラインウェブチャットサービスを使ってTOBiを利用することができる。しかし直接オペレーターと話したい利用者がいることを踏まえ、本年3月、ミッドランド・イングランド北部・スコットランドにおいてカスタマーサービス対応のため新たに2,100人以上の採用を開始している。