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　バルセロナで開催された今回のMWC2017では韓国企業が世界初の5G導入に向けた最先端の取り組みを強調した。サムスン電子は世界に先駆け、5Gサービスのための商用製品のフルラインナップを公開。チップセットから一般向け端末、基地局、コアネットワーク機器までの一式を披露した。サムスン電子は米通信キャリアのベライゾンとワシントンD.C.、ニュージャージー等主要5都市で4月から一般対象の5G固定式無線通信の試験サービスに着手する予定。2018年初めの商用サービス化を計画している。今回発表された製品はミリ波帯向けだが、6GHz帯以下に対応する製品ラインナップも今後発売の予定。
　
　MWCで基調講演をしたKTのファン会長は2019年の世界初の5G商用サービス化を公言し注目を集めた。KTブースの5Gゾーンでは、2018年2月のピョンチャン冬季五輪で披露する5G活用の多視点映像や360°VRも公開している。五輪で活用する5Gネットワーク環境はサムスン電子やインテルとの共同開発。SKテレコムも5Gで実現する、UHD超高画質中継の360°ライブVRとコネクティッドカー等を披露し、5G世界標準化作業で主導的枠割を果たしていることをアピールした。