2017.02.22
【米国】フォード、AI開発の新興企業に10億ドル投資
自動車メーカーのフォード・モーターは、人工知能(AI)を開発する新興企業「Argo AI」の筆頭株主となり、今後5年間で同社に10億ドル(約1,130億3,000万円)を投資することを発表した。フォードは、2021年までの自動走行車開発を目指しており、今回の投資もその実現に向けての一環。Argo AIは、グーグルの親会社アルファベットやUberの幹部が昨年末に創設したばかりのAI技術の研究開発企業である。自動車メーカー各社やアルファベット、Uber、テスラなどのテクノロジ企業は、自動走行技術の開発で競っており、ゼネラル・モーターズ(GM)は昨年、その技術開発プログラムを推進するために10億ドルでクルーズ・オートメーションを買収した。トヨタは自動走行・ロボット技術を研究するため、シリコンバレーの研究センターに少なくとも10億ドルを投入するとしている。 フォードは、将来的にはArgo AIの自動走行技術を他社にライセンス提供することも考えているという。