2017.02.22
【米国】タイム・ワーナー株主、AT&Tによる買収を承認
ケーブル事業者大手のタイム・ワーナー株主は、2月15日、通信キャリア大手AT&Tによる総額1,087億ドル(約12兆2,863億円)での買収を承認した。年内の買収完了に向けての道筋を開いた。タイム・ワーナーによると、社外株約78%に相当する株主が買収に賛成したという。 今回の買収について、司法省は既に審査を開始している。他方、今回の買収では地上波放送免許の移譲が発生しないため、両社はFCCの承認は不要と主張しているが、これに対してFCCは今のところ見解を示していない。しかし、今般株主の承認を得たことで、AT&Tとタイム・ワーナーは両社の事業統合プランの策定を開始すると見られる。