2017.01.24
【韓国】SKテレコム、新事業育成とネットワーク高度化に今後3年で11兆ウォン投資
モバイルキャリア最大手SKテレコムは1月11日、今後3年間で11兆ウォン（1兆1,000億円）の攻撃的投資をする方針を発表。SKテレコムは2016年末にトップが交代し、パク・チョンホ新任社長の下で体制となる。グローバル企業やスタートアップとの協力の場となるNew ICT産業エコシステム育成に5兆ウォン、5G等未来型ネットワークに6兆ウォンを投入する。
New ICT産業エコシステム育成分野では、SKテレコム系列企業と共同で、AIと自動走行／コネクテッドカー、スマートホームやエネルギー管理のIoT分野に集中投資する。そのため、協力の範囲を全面開放する方針。国内IoT分野のエコシステム拡大のため、スタートアップ支援施設「IoTオープンハウス」の運営を決定。また、ノキア、インテルとの協力で進めるTelco Infra Projectとして、通信インフラベンチャー育成支援施設を今年6月までにソウルに開設する。
5G等未来型ネットワーク分野では、2.6GHz用に2019年までに6兆ウォンを投じる。固定通信分野ではギガ級ブロードバンドとUHDサービスエリアを拡大し、ストリーミング（同時再生）分散技術を開発する予定。2017年後半に5G試験サービスを実施し、2020年の5G商用化を目指す。