2017.01.24
【米国】マイクロソフト、ディープラーニングの研究開発新興企業マルーバ買収
マイクロソフトは1月13日、ディープラーニングの研究開発企業であるマルーバを買収すると発表した。買収金額は非公表。マルーバはウォータールー大学の学生が2010年に創設した新興企業で、ディープラーニングにおいてコンピュータが会話を理解し、推論機能を発達させることを支援する自然言語処理を用いたプログラムの開発を進めている。同社ソフトを使うことで、大企業で具体的な技能を持つ社員を探すといったこと等が容易にできるようになるという。
テクノロジー企業の多くは人工知能(AI)技術の研究開発に力を注いでおり、2016年4月にクラウドコンピューティング・サービス提供事業者であるセールスフォースがディープラーニング新興のメタマインドを買収したほか、同年8月にはアップルがマシーンラーニングに特化するTuriを買収している。マイクロソフトも同年9月に5,000人のAI事業部門を創設している。
マルーバの技術はこれまでサムスンやLGのスマートフォン、TVなどに採用されており、2016年のCESではクアルコム、マセラティとともに音声インターフェースを搭載した自動車のデモを行っていた。