2017.01.12
【中国】国務院、「第13次5か年国家情報化規画」を公表
国務院は12月27日、「第13次5か年（2016-2020）国家情報化規画」を公表した。主な内容は以下のとおり。
発展目標では、2020年までに「デジタル中国」建設は著しい効果を獲得、情報化発展水準が飛躍的に向上することが挙げられている。情報技術及び産業に関して、2020年までに情報産業の収入を2015年の17兆1,000億元（約289兆円）から26兆2,000億元に引き上げる。
情報インフラに関して、2020年までにブロードバンドユーザーにおけるFTTHユーザーの割合を2015年の56％から80％、固定ブロードバンドの世帯普及率を40％から70％、モバイルブロードバンドの普及率を57％から85％にそれぞれ引き上げる。貧困村におけるブロードバンドカバー率を78％から90％、インターネット国際関門局の帯域を3.8Tbpsから20Tbpsにそれぞれ引き上げる。
情報経済に関して、2020年までに情報消費規模を2015年の3兆2,000億元から6兆元、電子商取引規模を21兆7,900億元から38兆元以上、ネット小売の売上高を3兆8,800億元から10兆元にそれぞれ引き上げる。
また、重大任務と重点プロジェクトとして、①現代情報技術及び産業エコシステムを構築、②ユビキタスな先端的情報インフラ体系を構築、③統一で開放的なビッグデータ体系を構築、④融合革新の情報経済体系を構築、⑤効率的国家ガバナンス体系の構築を支援、⑥国民に利便性を与える情報体系を構築、⑦サイバーセキュリティ及び情報化分野における軍民融合の発展体系を構築、⑧サイバーセキュリティ及び情報化企業のグローバルサービス体系を構築、⑨サイバー空間ガバナンス体系を整備、⑩サイバーセキュリティ保障体系を整備することが明記されている。