2016.12.22
【中国】NTTドコモと中国情報通信研究院、5Gに関する協力覚書を締結
NTTドコモの尾上誠蔵取締役常務執行役員と中国情報通信研究院(CAICT)の劉多院長は12月15日、協力覚書に調印、両社は5G技術の研究開発、標準化、周波数帯の検討、トライアル等について協力していく。また双方は、協力委員会を設立、検討や情報共有を定期的に行う。覚書によると、ドコモはIMT-2020(5G)推進グループが立ち上げた5Gトライアルに参加、5G技術の標準化をサポートするとともに、5Gで利用する周波数帯をCAICTと共同で検討する。劉院長は、ドコモ等グローバルリーダーの通信事業者との協力を通じ、中国、日本さらに世界のブロードバンド無線通信の発展を進めていきたいとの願望を述べた。ドコモは2016年8月、IMT-2020(5G)推進グループに参画する初めての海外通信事業者となり、主要な通信事業者やベンダーとともに5Gの研究開発と標準化に協力、装置規格や測定規格に5G周波数帯域の候補を盛り込んだ。