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ICTワールドニュース

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2016.11.14

  • 韓国

【韓国】KT、2019年の5G商用サービス化計画と技術規格を公開

 KTはこれまでに開発を進めてきた5G技術規格「KT 5G-SIG」を一般に公開し、2019年に世界初の5G商用サービス開始を目指す方針を11月8日に発表。5G-SIGは今年6月に、サムスン電子、NOKIA、エリクソン、クアルコム、インテルの5社との協力により完成させた規格。3GPPの5G標準化決定時期が2018年6月だが、その前に開催される平昌五輪での試験サービス用の規格を必要とするため、5G-SIGが作り出された。KTは5G-SIGが今後の世界標準化過程で主流になるとしている。米大手キャリアのベライゾンも5G-SIGを活用する。平昌冬季五輪での試験サービスは、28GHz帯を利用するが、商用サービス化では28GHz帯と3.5GHz帯を同時に活用する計画。これまでLTE用途での割り当てが計画されていた3.5GHz帯については、未来創造科学部が5G用に300MHz幅を確保する方向で、2018年に割当てが可能となる見通し。
 
 一方、国内ではキャリア3社がそれぞれグローバル協議体を中心に規格開発を進めているため、国際標準化過程で不協和音が生じる可能性も残されている。まず、国内で国際標準化に向けて協力体制を築けるかが鍵となる。