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2016.09.05

  • 米国

【米国】フォード、2021年にライドシェアサービス向け完全自動運転車を投入

 フォード・モーターズは、8月16日、ライドシェアサービス向けにハンドルもアクセルペダルもない完全な自動運転車を2021年までに投入する計画を発表した。フォードが2021年までに投入を目指すのはレベル1から5まである自動運転車の基準のなかのレベル4の自動運転車の実用化。同社は自動運転車の開発ペースを上げるため、シリコンバレーのテクノロジー企業への投資を拡大。半自動運転(運転支援)技術への投資を3倍に増やしており、カリフォルニア州パロアルトの研究開発チームの規模を2倍に拡大し、シリコンバレーの自社キャンパスも拡張している。

 マーク・フィールズ同社CEOは、完全自動運転車を開発する最初の会社になることが目的ではなく、また、ウーバーに投資したトヨタや、リフトに出資したGM、あるいは欧州のマイタクシーを傘下に抱えるダイムラーの動向は特に懸念していないと語った。
 同氏によると、フォードがUberやリフトなどと提携するかどうかは未定だが、あらゆる可能性を検討するという。フォードは先日、中国検索エンジン大手、百度と共に、自動運転車用のレーザーセンサーを手掛けるベロダインに1億5,000万ドルを出資すると発表している。

 フォードが開発する完全自動走行車はハンドルやアクセルペダル類が全くなく、一般販売は2025年以降になる見込み。同社はグーグルと同じく、完全自動運転までに時々運転手が必要になるような中途の段階を踏まず、一気に完全自動化に至ることを目指すとしている。