2013.12.12
【韓国】5G開発で日中韓連携に向けた動きが加速
韓国の5G推進協議体、5Gフォーラムが12月2日にソウルで開催したワークショップで、日本のARIB 2020 and Beyond AdHocと5G開発協力に関する覚書(MOU)を締結することを明らかにした。2014年8月には日韓両国間での専門家会合を開催する方針。韓国5Gフォーラムは先だって6月に中国の5G推進協議体IMT2020とMOUを締結しており、5G市場での世界的主導権確保のため、まず、日中韓での連携を進めたい考え。今後は5Gフォーラムが日本と中国の橋渡し役を果たす予定。5Gフォーラムは今後研究開発等のロードマップを具体化し、2014年からは欧米との協力を進める方針。
一方、韓国と中国間では12月6日にソウルで開催された第一次韓中ICT協力戦略大会で、5G分野での研究開発と新サービス発掘で協力することで合意。韓中両国は主要ICT政策と現状、5G、ネットワークセキュリティと情報保護、ドメイン管理、ソフトウェア分野で深く意見交換をしたが、特に、5Gで世界的リーダーシップを確保するためには両国の協力が必須という認識で一致。韓国側は、両国の次世代網開発とインフラ構築にとどまらず、コンテンツ開発における緊密な協力も提案した。韓国と中国の第二次戦略大会は2014年下半期に中国で開催の予定。