2015.09.24
【米国】グーグル、モバイル決済の「Android Pay」を提供開始
グーグルは、9月10日、米国内100万か所でAndroid端末からワンタッチで決済できるアプリ「Android Pay」が利用可能になると発表した。このサービスは、NFC技術を利用するもので、「Android KitKat 4.4」以降を搭載したスマートフォンで使用可能である。
IDCによると、モバイル決済サービス市場は2017年には1兆ドル規模に成長すると予測されており、Android Payはこの市場でアップルの「Apple Pay」やサムスン電子の「Samsung Pay」と競合することになる。
グーグルの「Google Wallet」ユーザーは、アップデートでAndroid Payが利用可能となり、アプリ自体は近くGoogle Playで配布開始される予定である。また、AT&T、T-モバイル、ベライゾンから販売される新しいNFC対応端末にはプリインストールされることになっている。サービスは、エアロポステール、メイシーズ、ゲームストップ、ステイプルズなどで使用でき、今後さらに使える店舗や機能も増えていくという。決済には、アメリカンエクスプレス、ディスカバー、マスターカード、Visa、銀行発行のクレジットカード、デビットカードが使用でき、近くシティグループやウェルス・ファーゴのカードも使用可能になる。Android Payでは、セキュリティ対策の一環としてカードの情報を乱数に置き換える業界標準の「tokenization」を採用している。