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2014.05.13

  • 米国

【米国】携帯4番手キャリアT-モバイルの1~3月期決算、新規加入者数でAT&Tとベライゾンを合わせた数を上回る

 携帯電話サービス市場第4位キャリアのT-モバイルが5月1日に発表した2014年1~3月期決算によると、同期のポストペイド加入者純増数は132万人で、AT&Tとベライゾンを合わせた新規加入者の116万人を上回った。これは、T-モバイルのプロモーションや安価な通信プランのおかげ。このため同社の利益は4四半期連続で赤字が続く結果にもなっているが、スプリントの買収ターゲットとしての魅力は増したといえる。

 同社の最終損益は1億5,100万ドルの赤字に転落。前年同期は1億700万ドルの黒字だった。売上高は前年同期比47%増の68億7,500万ドル。2014年3月末現在のポストペイド加入者総数は2,362万となった。情報筋によると、スプリントの約80%を所有するソフトバンクの孫正義CEOは6月か7月あたりにT-モバイルに正式な買収オファーを提示すると見込み。

 一方、通信市場全体で第1位のベライゾン・コミュニケーションズの1~3月期決算は、純利益が前年同期比23%増の59億8,600万ドル、売上高が4.8%増の308億1,800万ドルとなった。携帯電話サービス市場第1位のベライゾン・ワイヤレスを2月に完全子会社にしたことが増益につながった。同期のポストペイド加入者純増数は53万9,000人だったが、これはタブレット・ユーザーが63万4,000人増えたことも反映した数字で、携帯電話加入者は減少した。2014年3月末現在、ポストペイド加入者総数は1億333万で、その内スマートフォンの割合は72%となった。