2014.02.04
【韓国】韓国政府、5Gで世界主導権を狙う戦略発表
未来創造科学部は1月21日、韓国が5Gで世界的主導権を取っていくための「未来移動通信産業発展戦略（Creative 5G Mobile Strategy）をまとめた。戦略は、①5G市場早期活性化（Market Activator）、②標準化グローバル協調（Standard Frontier）③挑戦的R&D推進（Technology Leader）、④スマート新エコシステム構築（Ecosystem Renovator）、の、名づけて「5G MASTER戦略」を推進する内容となっている。
具体的実践内容は、まず、未来型SNSやモバイル立体映像等の5つの中核サービス開発を段階的に進め、2018年ピョンチャン冬季五輪で実演する。2020年12月には5G商用化で世界一番乗りを目指す。第二に、標準化に向けて、早くから欧州・中国等との技術交流を進める。国内では6GHz帯以上の帯域で5G候補帯域を発掘する。第三に、2020年までに国際標準特許競争力第一位を目標として、国内中小企業のチップ開発分野参入のための研究支援等を行い、中小企業の競争力確保が可能な分野を選定して重点的支援をする。
戦略の実行を通じ、2020年までに端末市場1位、機器市場シェア20％、国際標準特許競争力1位、雇用創出1万6,000を目標として、2020年までの今後7年間で、官民合わせて約1兆6,000億ウォンの投資をする予定。また、未来部は官民のメンバー20人程度で構成される5G戦略推進委員会を立ち上げ、戦略的な技術開発、国際標準化対応について半期ごとに会合を持つことにした。