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2013.03.22

  • インド

【インド】2G(CDMA)サービス向け800MHz帯オークション実施。システマ・シャイアムのみ参加、8サークルで周波数帯取得

 インド政府は3月11日、2G(CDMA)サービス向け800MHz帯周波数オークションを実施した。その結果、システマ・シャイアム(Sistema Shyam TeleServices Limited、ロシア移動体最大手MTSのインド子会社でブランド名はMTS India)のみが、8サークルの周波数帯(各サークルで1.25MHzを3ブロック、合計24ブロック)を合計363億9,000万インドルピー(約647億7,400万円)で取得した。免許は技術に中立で20年間有効である。

 インド政府は2012年11月に800MHz帯と1800MHz帯の2Gオークションを実施し、GSM向け1800MHz帯を5社(Bharti Airtel、Vodafone South、Idea、Telewings、Videocon)が合計940億7,640万インドルピーで落札した。しかし、CDMA向けの800MHz帯には入札が無く、今回再実施されたもの。

 システマが落札した8サークルとはデリー、グジャラト州、カルナタカ州、ケララ州、コルカタ、タミル・ナドゥ州、ウッタル・プラデシュ州(西部)、西ベンガル州であり、これらのサークルに2012年2月の最高裁判所の免許取消裁定の適用を受けなかったラジャスタン州を加えるとシステマの営業地域は合計9サークルとなり、インド人口の40%がカバーされる。同社は、入札に当たり、周波数帯の価格や競争の程度などを含む様々な要素を考慮し、その結果ムンバイ、マハラシュトラ州、ウッタル・プラデシュ州(東部)の3サークルについては入札を行わないことを決定した。なお、システマ以外の事業者は、設定された最低入札額が高すぎるとしてオークション参加を取りやめたため、システマが唯一の参加者となっていた。