2013.03.22
【米国】FCCと司法省、T-モバイルとメトロPCSの合併を承認
FCCは、3月12日、T-モバイルとメトロPCSの合併を承認した。同委員会は、この合併により移動通信最大手により強力な対抗馬が生まれることになり、電気通信分野の投資ペースも加速化されるはずとしている。また、司法省も同日、この合併を承認。両社は直接的に競合する関係でなく、メトロPCSが操業する市場の内、都市部のほとんどではサービス事業者の選択肢が十分にあることを承認の理由に挙げている。
T-モバイルは、ドイツテレコムの子会社であるため、買収には対米外国投資委員会（CFIUS）の承認も必要となるが、政府の中では移動通信市場の競争活性化を望む声が強いため、同委員会の承認にも大きな障害はないと見られている。メトロPCSの株主は、この取引に関して4月12日に投票を行う予定。ドイツテレコムは、この取引の下、メトロPCSに現金15億ドルを支払い、同社株式の74％を取得する。合併後の加入者は4,300万人となる見込み。