[HTML]
H1

ICTワールドニュース

コンテンツ

研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2013.05.13

  • 米国

【米国】オバマ大統領、次期FCC委員長、USTR代表等を指名

 オバマ大統領は、5月1日、ベンチャー投資家で大統領選の資金調達も行ったトム・ウィーラー氏をFCC委員長に指名した。ウィーラー氏は1979~1984年の間、全米ケーブル・電気通信協会(NCTA)会長を務め、その後はCTIAの会長も務めた。ただし、ウィーラー氏の指名が発表されても、同氏がすぐに委員長に就任するわけではなく、共和党のFCC委員候補が定まるのを待って、上院商業委員会及び上院全会での承認を得なければならない。その期間は数か月から半年に及ぶ可能性があり、その間の暫定委員長として、オバマ大統領は、現FCC委員のミニョン・クライバーン氏を指名した。なお、2009年6月からFCC委員長を務めてきたジュリアス・ジェナカウスキー氏は、正式な退任日はまだ不明だが、退任後はワシントンDCのシンクタンク、アスペン・インスティテュートの上級研究員職に就く予定。

 翌2日には、オバマ大統領は、米国通商代表部(USTR)代表にマイク・フロマン氏を、商務長官にペニー・プリツカー氏を指名。フロマン氏は、ハーバード大学ロースクールでのオバマ大統領の学友で、2009年以来、大統領の国際経済問題顧問を務めている人物。同氏は、まずはUSTR代表として、年内にも結論が出される見込みのTPP交渉で、雇用保護、農業・製造業の関税廃止等の様々な難しい問題の交渉に当たることになる。また、EU27か国との環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)交渉も控えている。一方のプリツカー氏は、ハイアットホテル・チェーンのオーナーであるプリツカー一族の1人で、2008年の大統領選ではオバマ陣営の財務委員長を務めた。