2013.12.03
【米国】米CATV最大手コムキャスト、「Xfinity TV Store」を開設
米CATV最大手コムキャストは11月20日、ウェブサイトあるいはセットトップボックス（STB）経由で映画やTV番組を購入できる「Xfinity TV Store」を開設した。コムキャストは、これにより、有料ダウンロードサービス「Electronic Sell-Through (EST)」市場でアップルのiTunesやVudu、Xbox Video、Amazon等に競合を挑む。なお、ベライゾンは、FiOS Flex Viewという同様のサービスを既に提供している。
STBやパソコンで購入された作品は、コムキャストが先頃提供を開始したiOS、Android向けアプリ「Xfinity On Demand Purchases」でも再生可能。現在、170本の映画、7本のTVシリーズが提供されており、標準品質版が1話1.99ドル、HD版が2.99ドルとなっている。作品は、最大3台の機器にストリーミング配信でき、ダウンロード購入したものも最大3台の機器で再生できる。コムキャストは今後、迅速に提供作品を増やしていきたいとしている。NPDグループによると、現在のEST市場はiTunesが支配しており、同サービスの2012年のTV番組EST市場シェアは67％、また、映画EST市場のシェアは65％となっている。