2013.07.12
【中国】中国と韓国、5G開発で協力へ
中国工業・情報化部と韓国未来創造科学部は、韓国大統領の訪中期間の6月28日、北京で中韓5G交流会を開催した。工業・情報化部の尚氷副部長と韓国未来創造科学部の尹宗録副部長が同交流会に出席して挨拶し、両国はIMT-2020(第5世代移動通信システム:5G)の発展と協力に関する課題について意見を交換した。同交流会では、中国IMT-2020(5G)推進グループ(工業・情報化部や国家発展・改革委員会、科学技術部が共同で設立)と韓国5Gフォーラムが「中韓5G協力覚書」に、中国インターネット応急センター(CNCERT)と韓国インターネット応急センター(KrCERT)が「中韓サイバー・セキュリティ協力了解覚書」にそれぞれ調印した。
5Gにおける両国の協力は、朴槿恵大統領の今回の訪中の大きな成果の一つとして挙げられている。韓国は、同分野で世界をリードしており、最近サムスン電子は世界初の5Gコア技術を開発し、2020年から展開する計画を発表している。他方、中国移動研究院の黄暁慶院長は、自社の4G商用化はまだ始まっていないが、5Gに関する研究開発は既に始まっていると述べた。