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2014.06.12

  • 韓国

【韓国】SKテレコム、アプセサリー事業強化を目指してアイリバー買収戦に参戦

 移動通信最大手SKテレコムはアプセサリー(Appsessory)事業強化のため、デジタル音響機器メーカーのアイリバー買収戦に参加する意向を6月3日に明らかにした。アプセサリーとは、アプリとアクセサリーを組み合わせた造語で、スマートフォンアプリと連動してモバイル端末の機能を拡張する周辺機器を指す。

 SKテレコムは最近、超小型プロジェクター「スマートビーム」や教育用スマートロボット「オッティ」を発売しており、スマホ連動で使えるモバイルアプセサリー事業を強化中。6月2日には電子機器メーカー亜南電子と携帯用高音質Wi-Fiオーディオ分野で業務提携したばかり。

 かつてMP3プレイヤーで世界市場を席巻したアイリバーは最近では勢いをなくしているものの、電子辞書やE-BOOK、自動車用ブラックボックス等を生産しており、SKテレコムが推進中のコンテンツ、スマートカー、セキュリティ等の新領域事業との親和性も高く、アイリバー買収がモバイルアプセサリー市場でシナジーを発揮する見通し。現地報道によると、SKテレコム以外にも日本企業2社を含めた数社が入札に参加の意向だが、企業規模や資本力を勘案するとSKテレコムが一番有利と見られる。買収価格は300億ウォン(約30億円)程度と推定される。