2015.06.12
【韓国】ソフトバンク、韓国電子商取引大手クーパンに10億ドル出資へ
ソフトバンクが韓国の大手電子商取引サイト「クーパン（coupang）」の運営会社Forward Venturesに10億米ドル（約1,243億円）出資することが6月3日に日韓両国で発表された。クーパンは2010年の設立だが、昨年は米国の投資ファンド2か所から合計4億ドルの投資を誘致するなど既にグローバル企業としての成長可能性を内外で高く見込まれていた。ちなみに、昨年中の韓国の主なベンチャーへの投資額合計が6億ドル超。さらに、昨年中のグローバルベンチャーの単一投資誘致額規模でも、Uber、小米科技に次いで第三位となる。
クーパンは、今回ソフトバンクが投資を決定した背景として、①クーパンの独自配送システムの完成度、②販売から配送までを直接手掛けるDirect Commerceモデルの実現、③取引額の7割以上がモバイルコマースで、国内モバイルコマース代表的企業であること、④モバイルアプリダウンロード数2,500万件の実績、⑤シリコンバレー、上海、シアトルにR&D拠点を保有すること、を挙げている。