2014.08.12
【米国】オバマ大統領、携帯電話SIMロック解除合法化法案に署名
オバマ大統領は、8月1日、移動通信サービス乗り換え時に携帯電話を変えずに済むよう、端末のSIMロック解除を合法化する法案「Unlocking Consumer Choice and Wireless Competition Act」に署名した。同法施行開始後も、移動通信加入者は事業者との契約で課された義務は果たす必要があり、技術的要因でSIMロックを解除しても、乗り換え先の事業者ネットワークでこれまで使っていた端末を使えないケースはある。
SIMロック解除は、それまで合法としていた議会図書館が2012年に非合法と判断。ホワイトハウスにその撤回を求めるオンライン嘆願書「We the People」では11万4,000人の署名が集まった。今回の法案を提出した民主党のパトリック・レイヒー上院議員とジェフ・ザイエンツ国家経済会議(NEC)委員長は、同法案はオンライン嘆願書が法改正につながった初めてのケースだとしている。FCCのトム・ウィーラー委員長も、利用者の選択の幅を拡大するものとして、今般の法案を賞賛している。