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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2016.04.04

  • 中国

【中国】全人代、第13次5カ年規画綱要を採択、「サイバー経済空間の開拓」を重要視

 全人代は3月16日、「国民経済と社会発展第13次5カ年規画綱要(2016-2020)」を可決した。同規画は20編80章から構成され、情報通信業に関する主な部分は以下のとおり。
 
 ・発展目標において、今後5年間で工業化と情報化の融合発展水準をさらに向上させる。
 ・革新駆動による発展戦略において、次世代情報通信を始めとする新エネルギーやスマート製造等のコア技術分野でブレークスルーを遂げる。
 ・「科学技術革新2030--重大プロジェクト」を発足し、このうち量子通信や量子計算機、国家サイバーセキュリティ等の重大科学技術プロジェクト、天地一体化情報ネットワーク、ビッグデータ、スマート製造、ロボットなどの重大プロジェクトを取り上げている。
 ・第六編「サイバー経済空間の開拓」において、ネットワーク強国戦略を実施、デジタル中国を構築、情報技術と経済社会発展の融合を深め、情報経済の発展を加速させ、高速・移動・安全・ユビキタスな次世代情報インフラを構築、情報ネットワーク技術の利用を普及させ、すべてのモノの接続・天地一体・インタラクティブなサイバースペースを構築する目標を設定している。
 
 ・上記の同目標を実現するために下記を実現する。
 
 ①次世代高速光ファイバーネットワークを整備し、都市部では1000Mbps以上の接続速度を実現し、半数以上の農村世帯では50Mbps以上の接続速度を実現。
 ②先端かつユビキタスな無線ブロードバンドネットワークを構築し、4G建設を加速するとともに、周波数帯の割当てを最適化。
 ③情報ネットワーク技術の開発と利用を加速し、5Gと超広帯域無線のコア技術研究を推進するほか、IPv6への移行のために事前に布石を打つ。
 ④ブロードバンドネットワークの速度向上・料金低減を推進し、民間資本に基礎電気通信分野の競争的業務を開放するとともに、三網融合を推進し、ユニバーサルサービスの責任を強化し、ユニバーサルサービスの体制を整備するとしている。