2014.12.22
【米国】グーグル・ベンチャーズ、2014年投資額の3分の1超がヘルスケア分野へ
グーグルのベンチャー・キャピタル部門、グーグル・ベンチャーズは、ヘルスケアおよびライフサイエンス部門の新興企業に対する投資の比重を拡大。2014年に投資した額の36%はヘルスケア/ライフサイエンス分野の企業が対象で、その額は過去2年から9%増加した。グーグル・ベンチャーズを指揮するビル・マリス氏は、今後もヘルスケア・データの新たな活用手段や分析方法を求めて両分野に投資を継続するとしており、よほどの大きな損害が出ない限り、2015年にはライフサイエンスへの関心を強めていくだろうと語った。
一方、インターネット分野の新興企業への投資は縮小。同分野への投資が全体に占める割合は2013年の66%から8%に減少。グーグル・ベンチャーズのこれまでの投資総額は不明だが、マリス氏によると、2014年のベンチャー投資は4億2,500万ドルで、過去2年の年3億ドルから増加。ヘルスケア/ライフサイエンスに次いで投資の割合が多かったのはモバイル分野で27%。オンライン・セキュリティやデータ・ストレージ、データ分析ソフトを提供する新興企業への投資割合は24%だった。