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ICTワールドニュース

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2014.12.22

  • インド

【インド】1億件の国民番号(UID)が銀行口座として登録

 インド政府は、12月9日、1億件の国民番号(UID、別名Aadhaar)が銀行口座として登録されたと発表した。UIDは現在モディ首相が積極的に進めているデジタルインド計画でも重点的に推進されている分野で、国民がデジタル化された簡便なやり方で生活保障に関する支給や各種の支払いを銀行口座を通じて行えるようにするもの。引っ越しや移動を問わずどこの銀行でも利用出来、現在333の銀行が参加している。

 実際に利用するためにはUIDの証明書コピーあるいは電子UID(e-Aadhaar)を口座を持っている銀行窓口に持っていき、UIDと銀行口座をリンクさせる必要がある。その後は政府機関から銀行口座に生活保障費等が直接振り込まれる。UIDの運営はインドUID庁(UIDAI)が行っている。

 UIDシステムは世界最大規模の生体認証データベースで、LPGの利用、「マハトマ・ガンジー国家農村雇用保証法(MGNREGA)」に基づく農業労働、貧困世帯保護のための公共配給制度(PDS)に対する補助金の支給の他、送金や奨学金の支給等も利用できる。2014年12月9日までに約8,000万件の取引がUIDを通じて実施され、合計金額は515億1,510万Rs(約927億円)となった。2014年12月12日までにUIDの登録件数は7億2,000件を超えた。