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2013.08.02

  • 米国

【米国】グーグル、Apple TVに対抗する「クロームキャスト」発表

 グーグルは、7月24日、テレビのHDMI端子に差し込んで、スマートフォンやタブレット、ラップトップから動画/写真/音楽をWi-Fi経由で転送するドングル型デバイス「クロームキャスト」を発表した。価格は35ドル(約3,433円)で、日本での販売は未定。

 クロームキャスト、Apple TV、ロク製品はいずれもネット・コンテンツをTV画面で表示することが主な目的だが、3社の製品はそれぞれに長短所がある。コンテンツ数でいえば、ネットフリックス、Hulu Plus、Amazon、パンドラ、HBOなど数百のチャンネルにアクセスできるロクがトップだが、同社製品はYouTubeにアクセスできないのが大きな欠点となっている。Apple TVは、ロクほどチャンネル数は多くないが、ネットフリックス、Hulu Plus、HBO Go、パンドラ、YouTubeと主なところは押さえている。ただし、こちらはAmazon Instant Videoにはアクセスできない。クロームキャストがアクセスできるチャンネルは3社の中では最も少なく、現時点ではグーグルプレイの映画・TV番組、YouTube、ネットフリックス、グーグルミュージックのみ。パンドラへは近くアクセス可能になる。

 価格面では、最も安いのはクロームキャスト。次に49.99ドルの「Roku LT」、99ドルのApple TVとなる。外部機器を接続する場合、クロームキャストとApple TVはロクよりも便利で、クロームキャストはAndroid、iOS端末、ラップトップを接続して、これらの端末で受信した動画をTVに伝送することができる。

 Apple TVは自社製品にしか対応していないが、クロームキャストと同じく、接続した端末からTVにコンテンツを伝送可能。ロクはアプリを使ってAndroid、iOS端末を接続できるが、クロームキャストやApple TVのように動画をストリーム伝送することはできない。