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ICTワールドニュース

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2014.11.12

  • インド

【インド】バルティ・ソフトバンク、スクープフープの36.5%株式を取得

 インド大手企業グループのバルティ・エンタープライズとソフトバンク株式会社の50:50の合弁会社バルティ・ソフトバンク・ホールディングス(BSB)は11月3日、スクープフープ(ScoopWhoop Media Private Limited)の株式36.5%を取得したと発表した(注)。買収金額は明らかにされていない。スクープフープは2013年8月に創立されたインドのエンタテインメントメディアのスタートアップ企業。ソーシャルネットワークを通じて共有されたコンテンツのキュレーションを得意としており、インドの若者層のローカルなコンテンツに対応することによって業績を伸ばしており、しばしばインドのバズフィード(BuzzFeed)に例えられる。同社のウェブサイト及びモバイルアプリは月に2,000万のページビューと800万を超えるユニークビジターを抱え、ページビューの半数以上はスマートフォンからアクセスされている。

 BSBは今回の買収によりスクープフープの若者層のコンテンツクリエイションとBSBのモバイルに最適化された技術プラットフォーム・配信が融合・強化されるとしており、両社のシナジー効果によりインドのモバイルインターネット利用者にこれまでにないコンテンツ体験を提供したいとしている。

 インドの人口の半数は25歳以下の若者であり、スマートフォンによるソーシャルネットワークの利用は急速に増加しており、結果としてメディアの消費パターンは進化を遂げている。GSMAによるとインドのモバイルブロードバンドは、今後4年以内に(中国に次いで)世界第2の市場に成長し、2016年までに3億6,700万の接続数になると予測されている。

(注)BSBとヤフー株式会社のモバイルインターネットポータル事業の合弁会社BSY Pte. Ltd.の100%子会社であるBSB Portal Limitedを通じての買収となる。