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　ウォルト・ディズニーは、11月3日、アップル、グーグルとオンライン映画配信サービスで提携したと発表した。これに伴い、アップル、グーグルいずれかのオンライン・ストアから購入したコンテンツは、Android、iOS機器の両方で視聴することが可能になる。これまで、アップルから購入したコンテンツを視聴できるのはiOS機器、マッキントッシュ、ウインドウズPCだけに限られ、グーグルも同様にコンテンツの視聴プラットフォームからiOS機器を除外していた。アップル、グーグルの両社の戦略は、それぞれのハードウェアに消費者を囲い込むことが目的となっている。TV/映画業界は、端末毎の制限が消費者の購入意欲を削ぐと改善を求めていたが、実際に両社が端末の壁を取り払うのは今回が初めてとなる。「Disney Movies Anywhere」アプリでは4日より、Android、iOS機器でのコンテンツ視聴が可能になる。

　映画業界では、端末に関わらず、購入したコンテンツを視聴できるようにする「Ultraviolet」という連合が結成されているが、ディズニー、アップル、グーグルはいずれも「Ultraviolet」には参加しておらず、これら3社が手を組んだことで「Ultraviolet」陣営に与える影響も注目される。