2013.10.15
【韓国】未来部、WiBro政策をついに変更。LTE TDD許容へ
未来創造科学部(未来部)は10月4日、これまでのWiBro(モバイルWiMAX)限定政策を転換し、LTE TDD(TD-LTE)も許容することを正式発表。主な内容は次のとおり。
①現在提供中のWiBroサービスは維持。割り当て済みのWiBro周波数のLTE TDDへの変更はできないが、利用者保護対策を前提に周波数の一部回収の公式要請があれば、周波数回収及び活用方法を見直す
②これから割り当て予定の2.5GHz帯(40MHz幅)は新規参入事業者がWiBroかLTE TDDで技術選択が可能
③国防や災害管理等の特殊目的ネットワークでのWiBro活用を支援
④TDD通信産業の競争力強化のための総合発展計画策定
韓国政府はWiBro促進を図る政策をとってきたが、サービス開始から7年目の2013年8月末時点でも、KTとSKテレコムの両社合わせたWiBro加入者数は約103万と市場は停滞。世界でもモバイルWiMAXからLTE TDDに切り替える事業者が相次いで世界市場も縮小していたため、韓国政府もついに政策転換を迫られた格好。