2013.10.22
【米国】グーグル、サービス利用規約の変更を発表、ユーザ名や写真を広告に利用
グーグルは、10月11日、サービス規約の改定を発表した。グーグルプラスやその他の同社サービスでユーザがある商品について投稿したレビューやコメント、評価を基に成人ユーザに限定して、その商品の広告にユーザの名前や写真、コメントを使えるようにする。 この新規約は11月11日から導入され、「Shared Endorsements(共有おすすめ情報)」という形で、グーグルのサイトや広告ネットワークが広告を配信する200万以上のサイトでユーザの評価が表示されることになる。
この「共有おすすめ情報」では、例えばユーザがグーグルプラスであるベーカリーをフォローする、あるいはグーグルプレイであるアルバムに4つ星評価を与えると、ベーカリーやアルバムの広告とともに、ユーザの名前や写真、評価が表示される可能性がある。グーグルによると、18歳未満のユーザは自動的に排除され、それ以外のユーザにもオプトアウト手段は提供するという。
このようにユーザの評価を広告に用いることは、その知人・友人のサークルでは大きな宣伝効果が期待され、広告主から追加料金を取る材料になり得るが、同様の試みを取り入れたFacebookがユーザの反発を買ったように、ユーザの明確な同意を得ずに広告に名前などを用いることにはリスクも伴う。