2013.10.22
【中国】中国電信、FDD-LTE/TDD-LTE設備の集中調達手続きが完了
情報筋によると、中国電信が9月に行われたFDD-LTE/TDD-LTE設備の指名競争入札において、中興通訊(ZTE)・華為技術(Huawei)・上海ベル・新郵通・大唐・エリクソン・NSN(ノキアシーメンス)・烽火の8社が最終的に受注するという結果を示したという。
具体的には、中興通訊・華為技術・上海ベルの3社で約8割のシェア(このうち中興通訊と華為技術で6割前後のシェア)を獲得したほか、残りの約2割については、新郵通・大唐・エリクソン・NSN・烽火の5社にそれぞれ数パーセントずつのシェアが与えられることになったという。また、中国電信はFDD-LTEとTDD-LTEの両方式でネットワークを構築することを採用し、今回の集中調達においてFDD-LTEとTDD-LTEはそれぞれ70%と30%の割合であるという。
他方、中国移動では、先日20万のTD-LTE基地局を集中的に調達することで設備メーカーのシェアは基本的に固まったものと受け止められているが、中国電信では今回の調達量は少なかったため、各社のシェアは今後変わる可能性があると思われている。ある設備メーカーは、「中国電信は年内に6万の基地局を集中調達すると予測していたが、実際にはその数は大幅に縮小される可能性がある」と語った。