2016.02.22
【ミャンマー】Ooredoo Myanmar、ADBおよびIFCから3億USDの融資を受ける
カタール通信大手Ooredooグループ傘下のOoredoo Myanmarは2月7日、国内移動体通信ネットワークの近代化事業拡大のためにアジア開発銀行(ADB)および世銀グループの国際金融公社(IFC)から1億5,000万USD(約172億円)ずつ、合計3億USDの融資を受けることを発表した。Ooredooはミャンマー市場へ参入した2014年以来、同社の3G網の人口カバー率は80%以上を達成している。しかし全人口5,100万人の携帯電話およびデータ利用率は依然として低いため、同社は今後も国内インフラ投資を継続して実施していく意向である。
今回の融資は、経済、教育、社会および文化に関連した企業の社会的責任イニシアティブに加えて、IFCおよびADBの実施基準を満たす世界レベルの環境および社会的な行動計画をOoredooが採用することが融資の条件として挙げられており、通信網の近代化によって経済成長や雇用創出にも貢献したいとするOoredooのミャンマー開発計画を後押しすることとなる。