2014.09.02
【インド】内閣、デジタルインド計画を承認
内閣は8月20日、デジタルインド計画を承認した。同計画は通信IT省・電子情報技術局(DeitY)が所管するもので、インドをデジタル化により強化された知識経済社会にするという内容となっている。具体的には以下の三分野に焦点を当てる。
1)公共サービスとして全市民にデジタルインフラを提供:身分証明、携帯電話、銀行口座、安心安全なサイバースペース。
2)電子行政サービスのオンデマンド化:オンライン及びモバイルのプラットフォームにリアルタイムで提供、電子金融サービス・キャッシュレス化。
3)市民のデジタルエンパワメント化:全文書・証明のクラウド化。
重要な成長分野として以下を設定している。ブロードバンドハイウェイ、モバイルのユニバーサルサービス化、パブリックインターネットアクセス計画、電子行政、電子サービス、全国民のための情報提供、エレクトロニクス製造、IT雇用の促進、アーリーハーベスト計画。
今年度から2018年度まで段階的に計画を遂行し、全ての村落にデジタル化された電子行政サービスを提供する内容となっており、予算は1兆1,300億インドルピー(約1兆8,758億円)となっている。