2014.09.02
【米国】スプリントとT-モバイル、新たな携帯電話定額データ通信プランを発表
反トラストの懸念から合併案が消えたスプリント、T-モバイルは、8月21日、それぞれ定額データ通信プランを新たに発表。今後は加入者獲得で競っていく姿勢を鮮明にし始めている。スプリントは月60ドルで通話、テキストメッセージ、データ通信が使い放題のプランを22日より提供開始。これは、スマートフォンを正規価格で購入する、自分で端末を調達する、あるいは同社の分割支払いプラン「Easy Pay」を利用する既存・新規加入者が対象。スプリントは、この数日前には新しい家族向けデータ共有プラン「Sprint Family Share Pack」も発表している。同プランでは、10月までに加入した家族が2015年末まで月100ドルで20GBのデータ通信を最大10回線で共有できる。
一方、T-モバイルは、29日よりスプリント、AT&T、ベライゾンから乗り換えを希望する友人を紹介した加入者に1年分のデータ通信を無料提供するプロモーションを開始すると発表。この場合、同社の1GBプランに加入するユーザーが他社加入者をT-モバイルに紹介すると、月50ドルの料金はそのままで1年間、データ通信が使い放題になる。T-モバイルの定額データ通信プランは通常、月80ドルで提供されている。