2016.04.12
【米国】トヨタ、コネクテッド・カー向けサービス開発でマイクロソフトとの提携拡大
トヨタ自動車は、4月4日、マイクロソフトと締結している5年間の提携を拡大。インターネット接続機能を持つ車両の所有者、ディーラー向けに新たなサービスを開発する。
トヨタは、テキサス州プラノにある米国本社内に既存のコネクティビティ・サービスを統合し、同社の「データ・サイエンス」ハブとなる「Toyota Connected」を創設。マイクロソフトは同事業に5％の所有権を持っている。
今回新たに開発を目指すサービスには、所有者の運転パターンに基づく保険の提示や料金の算出、交通状況や天気について車両間で情報を共有できるコネクテッド・カー・ネットワーク、運転手の健康状態のモニタリングといったものが含まれる。これらの無線サービスは、マイクロソフトのAzureをプラットフォームとして利用する。
フォードは1年前、マイクロソフトと同様の取組みを発表。また、BMWと日産もAzureベースのサービスを今年初めに発表している。Toyota Connectedは、この他、ロボティクスや人工知能（AI）、自動運転車の開発に関してトヨタが継続中の研究に対しても支援を提供していく。