2014.04.02
【英国】英政府、新たなビッグデータの研究施設に4,200万ポンドを投資
英国政府は、2014年度予算の発表にあわせ、データサイエンスの研究拠点となる「アラン・チューリング研究所」を新たに設立し、今後5年間で4,200万ポンドを投資する計画を発表した。同研究所は、ビッグデータの分析及び応用において英国が世界を主導するために重要な役割を担い、競争の激しいデータサイエンスの分野において理論及び応用の両面で優れた研究環境を提供する。
ビッグデータ関連市場は、例えば、2017年までに2,160億ポンドの経済効果をもたらし5万8,000人の雇用を生みだすとの民間での試算もあり、英国経済に大きな利益をもたらすと期待されている。なお、研究所の名称は、第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号を解読しその後のコンピュータサイエンスの発展に大きく貢献したアラン・チューリングにちなんで名づけられた。