2015.11.24
【米国】米ウーバー、地図サービスで蘭TomTomと提携
タクシー配車アプリ大手の米ウーバーは、11月12日、オランダのカーナビゲーションサービスTomTomと世界規模で地図と交通情報を提供することで合意したと発表した。世界300以上の都市で配車サービスを展開するウーバーは、自社で提供するスマートフォンアプリにTomTomの地図データや交通情報データを利用することになる。
ウーバーは、今年8月にアウディ、BMW、ダイムラーの自動車メーカー3社のコンソーシアムに買収されたノキア子会社の地図事業HEREに関心を示していたとされる。今年6月には、マイクロソフトの地図事業Bingから地図関連資産を買収しており、また2013年8月には、自動運転タクシーの開発を進めているグーグルの投資部門グーグル・ベンチャーズから推定2億5,800万ドルの投資を受けている。TomTomは米アップルや独フォルクスワーゲンなどに地図サービスを提供しているが、近年ではグーグルの「グーグル・マップ」やHEREとの激しい競争にさらされている。