2015.11.24
【韓国】未来創造科学部、2021年にクラウド先進国化をめざすクラウド基本計画発表
未来創造科学部は11月10日、クラウド育成の基本計画として「K-ICTクラウドコンピューティング活性化計画」をまとめた。計画は、9月末に施行されたクラウド法に根拠する第一次法定基本計画（2016-2018年）という位置づけであり、クラウド産業育成の青写真を盛り込んでいる。
今回の基本計画は、「2021年にクラウド先導国に跳躍」をビジョンとして、①公共部門が先導してクラウド導入、②民間のクラウド利用拡散、③国内クラウド産業、の3戦略と9課題で構成されている。戦略の実行による成果として、2018年時点で次の目標を掲げている。
－現在3％のクラウド利用率を30％以上に拡大
－3年で4兆6,000億ウォン（約4,600億円、うち公共1兆2,000億ウォン）のクラウド市場創出
－クラウド企業を2014年時点の250社から800社に育成
韓国は、英米の先進国よりもクラウド導入で5年の遅れがあると認識しており、クラウド法導入により官民全体でのクラウド化を一気に進める方針。