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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2016.04.22

  • 米国

【米国】フェイスブック、向こう10年の技術開発ロードマップを発表

 フェイスブックは、4月12日、サンフランシスコで開発者会議「F8」を開催した。同社のマーク・ザッカーバーグCEOはオープニングの基調講演で、向こう10年の技術開発ロードマップについて語り、「コネクティビティ」、「人工知能(AI)」、「VR/AR(仮想現実/拡張現実)」に関するテクノロジーの実用化を目指すとした。
 
 このうちVRに関する取組みについて、ザッカーバーグCEOは「VRがフェイスブックの将来に重要な役目を果たす」と語り、イベント出席者全員に、同社が2014年に買収したオキュラスとサムスンが共同開発した「Gear VR」ヘッドセットとスマートフォン「Galaxy S6」をセットで配布。同氏は、今後10年の計画の詳細を説明する上で、VR/ARヘッドセットが将来的にはメガネ程度の大きさになり、TVや電話は過去のものになるだろうと予想した。
 
 また、コネクティビティの取組みとして、Internet.orgの活動を挙げ、ドローンや衛星、レーザーを用いた開発途上国へのインターネット普及プロジェクトに今後も積極的に関わっていくとした。その中には今年初めにインド国内で提供が禁止されたフリーベーシック・プログラムの継続も含まれている。その他、人工知能(AI)やチャットボット(利用者の言語を理解し、答えを用意したり提案することのできる会話アルゴリズム)への取組みについても強調。開発者に対し、フェイスブックのメッセンジャー・サービス上で顧客対応のボット・サービスを組み込む機能を提供することを発表した。