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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2016.01.22

  • 韓国

【韓国】総合通信キャリアLG U+のIoTスマートホームサービスが好調

 韓国のモバイルキャリア3社は2015年からIoT活用スマートホームサービスに力を入れている。中でもモバイルキャリア3番手のLG U+が昨年7月に開始したスマートホームサービス「IoT@home」の加入者が1月18日時点で10万世帯を突破と好調で注目を集めている。IoT@homeは加入キャリアに関係なくスマートフォンアプリで利用でき、音声認識でガスバルブや門の開閉などの制御ができるサービス。サービス利用者で最も多い年代層30~40歳代。このうち30代男性が全体の17%と最も高い割合を占めるが、全体的に年代・性別にかかわらず幅広い加入分布が見られる。地域別では京畿道、ソウル、仁川、釜山の順に加入者が多い。
 
 最も人気のIoTサービスは、プラグにつながった家電の電源を制御して待機電力を遮断する「IoTプラグ」で、加入者全体の50%がこのサービスを選択。このサービスには時間帯設定機能もある。また、窓や門の開閉状況を知らせる「開閉感知センサー」も全体の46%が加入する人気サービス。開閉感知センサーは、窓や玄関、引出しに簡単に取り付けられ、外部からの侵入や盗難、家族の帰宅等を確認できるサービス。加入世帯が利用するホームIoTサービスの平均3種類。
 
 LG U+は6月までにIoT@homeのサービスラインナップを30種以上に拡大する予定。そのため、大手家電メーカーをはじめ、建築会社、ボイラーメーカー等全産業分野にIoT提携を拡大中。さらに、今年下半期には人工知能活用のIoTサービスを本格導入する計画。LG U+IoTサービス部門のアン専務は、ホームIoTは可能か不可能かが問題ではなく、どれだけ早く大衆化できるかがカギとしている。