2016.03.02
【韓国】国土交通部、ドローン新産業発掘試験事業開始
国土交通部は2月23日、山火事鎮火等でドローンを活用するドローン試験事業開始を発表。韓国では今後2年間、江原道ヨンウォルや釜山等の5つの試験空域で15社が参加するドローン試験事業を実施し、配送、災害救助、観測・監視、農業等の領域での検証を行う。その第一弾として2016年1-3月期に、山林・海岸監視や国土調査等8つの産業分野におけるテストが実施される。
2月23日に実施されたテスト飛行では、山岳地域の江原道ヨンウォル郡で、山火事対応、登山遭難者捜索にあたっての活用可能性をテストしている。2017年までの試験事業期間に各種実証試験を行い、2020年までに実際業務への投入を目指す。ヨンウォル郡の場合、気象統制施設や保管施設等ドローン試験インフラ構築に約10億ウォン（約1億円）を投じる計画。他の試験4自治体でもドローン試験事業に向けて独自の支援計画を立てている。国土交通部は、今回の試験事業が国内ドローン産業発展の第一歩として、今後は規制改善を速やかに進め、ドローン活用新産業の商用化計画を積極支援する方針。