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2015.03.03

  • フランス

【フランス】ソフトバンク、「Pepper」共同開発のAldebaran Roboticsの株式所有分を95%まで増加

 仏ロボット開発会社Aldebaran Roboticsは2月23日、3月4日にソフトバンク・グループに同社株式の16.5%を売却すると発表した。同社は一般世帯向け感情認識ロボット「Pepper」の開発で、ソフトバンクと協働したことで知られている。「Pepper」発表時にソフトバンクは既に同社株式の78.5%を取得しており、今回の買収で、Aldebaranに対するソフトバンクの株式所有率は95%になる。買収する株式は、創業時からのAldebaran社長Maisonnier氏の持分であり、3月4日にMaisonnier氏は同社社長を辞任、新社長は現ソフトバンク・ロボティクス社長の冨澤 文秀氏が兼任するという。

 Aldebaran Roboticsは2005年に創業、2008年に発表した小型ヒューマノイド「NAO」は、研究・教育ツールとして研究機関を中心に70か国で導入されている。仏国内では高齢者・障がい者支援ロボット「Romeo」開発プロジェクトの中心メンバーでもある。2015年2月には、東京三菱銀行が、接客ツールとして「NAO」を試験的に導入すると発表した。同社の従業員数は450名で、パリのほか東京に2か所(表参道及び秋葉原)に工房を持ち、一般公開している。