2015.09.04
【米国】グーグル、持ち株会社設立で中核事業を分離
グーグルは、8月10日、大幅な組織再編を行うと発表した。収益の大きな検索・広告事業と創設間もない新しい事業群を分割し、ロボット、自走式自動車、疾病治療、気球を使うインターネットアクセスといったそれぞれの事業を統括する持ち株会社「Alphabet(アルファベット)」を設立する。新会社の経営はライリー・ペイジCEO、共同創設者のセルゲイ・ブリン氏、ルース・ポラットCFOを含むグーグル現経営陣が担当。検索事業、YouTube、Android、Chromeを含むアルファベット子会社としてのグーグルのCEOにはインターネット事業の製品・エンジニアリングを担当してきたスンダー・ピチャイ氏が就任する。グーグルは第4四半期から中核である「グーグル」事業と他のアルファベット各事業の決算を別々に報告する予定。これにより投資家は検索・広告事業の経営状況をより明確に把握することが可能になると見られる。