2015.10.22
【中国】中国鉄塔、主要3通信事業者から既存鉄塔関連資産を全て買収
中国鉄塔は10月14日、中国電信、中国移動、中国聯通の主要3通信事業者及び中国国新ホールディングス（中国国新）と合意書に調印、主要3通信事業者の既存鉄塔関連資産を全て買収するほか、中国国新から100億元（約1,876億円）の出資を受け入れた。
中国鉄塔はこれまで、主要3通信事業者と協力して鉄塔関連資産を評価する作業を終えた。具体的には、中国移動から1,163億6,600万元（約2兆1,826億円）、中国電信から343億4,200万元（約6,441億円）、中国聯通から631億8,100万元（約1兆1,850億円）、合計約2,314億元（約4兆3,402億円）で3社の既存鉄塔関連資産を購入することに合意した。中国鉄塔は、第三者割当増資と現金決済を合わせた方式で上記資産を買収するとした。
また、中国国新は今回の出資で中国鉄塔の6％の株式を取得したことについて、業界では、先日、馬凱国務院副総理が言及した電気自動車用の充電スポット事業を中国鉄塔に任せるとの発言に関連しているのではないかと受け止められている。