2015.10.13
【アフリカ】フェイスブック、アフリカで衛星インターネットサービスを提供
フェイスブックは、10月5日、サハラ砂漠以南のサブサハラ地域で衛星インターネットサービスを提供するため仏衛星大手ユーテルサットと提携を結んだと発表した。同社は2014年よりインターネットアクセスがない世界の3分の2にインターネットを提供することを目標にエリクソン、ノキア、クアルコムらと「Internet.org」プログラムを設立。アフリカや中南米など約20カ国で、現地の通信事業者と提携し、基本的なネットサービスを無料で提供している。ユーテルサットとの提携では、2016年に打ち上げ予定の静止衛星「AMOS-6」衛星が提供できる通信容量を全て買い取り、衛星インターネットサービスに充てる予定。
アフリカは、まず固定回線ブロードバンドを経ることなく無線データ通信の普及が始まった地域として知られているが、サブサハラ地域でのモバイル・ブロードバンド普及率はまだ低く、2020年になっても5人に2人がモバイル・インターネットを利用できるようになると予想される程度。Internet.orgは、ユーテルサットとの複数年契約を通じて、この状況改善に挑む。