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2014.02.24

  • インド

【インド】2G周波数オークション終了、落札総額は政府見込みを大きく上回る約6,100億INR(約1兆円)に

 2月3日に開始された2G周波数(900MHz帯と1800MHz帯)のオークションが13日に終了した。10日間にわたり68ラウンドが実施された結果、1800MHz帯の全22サービスエリア(385MHz)、900MHz帯の3エリア(46MHz)が落札され、落札総額は約6,116億INR(約1兆円)となり、政府見込みの1,130億INRを大きく上回った。

 Vodafone Indiaは、900MHz帯の三つのメトロエリア(デリー、ムンバイ、コルカタ)と1800MHz帯の11エリアを獲得、Bharti Airtelは900MHz帯の3メトロと1800MHz帯の15エリアを獲得した。両社は2014年11月に既存の900MHz帯のメトロでの免許が失効するため落札は必至と予測されていたが、そのとおりの結果となった。

 新規参入のReliance Jio Infocommは1800MHz帯の14エリア、Idea Cellularが900MHz帯のデリーと1800MHz帯の11エリア、Telewings Communications(Uninor)が800MHz帯の5エリア、Reliance Communicationsが1800MHz帯のムンバイ、Aircelが1800MHz帯の5エリアを獲得した。Tata Communicationsは落札しなかった。同オークションは、2008年の2G免許不正交付問題に起因して実施されたもので、2012年11月、2013年3月に続き、今回で3回目となった。今回政府は、前回及び前々回の結果の反省から、最低落札価格を低く設定しており、これが功を奏したとみられている。