2014.07.22
【米国】グーグルのネストラボ、スマートホーム・プロトコルの普及団体発足
グーグル傘下のネストラボは、7月15日、家のかぎや電球といったスマートホーム器具類がネットワーク上で相互通信することを可能にする新規格「Thread」を普及させるためのグループを発足した。この「Thread Group」には、サムスンやチップメーカーのARMホールディングス、フリースケール・セミコンダクタ、シリコンラボ、ファンメーカーのビッグアスファン、かぎメーカーのイェールなどが参加。同グループが「Thread」互換製品の認定を行う。
グループの代表を務めるネスト製品マネージャー、クリス・ボロス氏によると、「Thread」は家庭用器具向けネットワーク・プロトコルとしてはセキュリティ、省電力性という面でWi-FiやNFC、Bluetooth、ZigBeeよりも優れているとのこと。また、ZigBeeを使う器具の無線チップはThreadにも流用可能で、来年の認定プログラム開始後はZigBee対応製品をソフトウェアのアップデートでThread対応にすることも可能になるという。ネストは今年6月、メルセデスやワールプール、電球メーカーのLIFXと提携し、これらの商品と温度計、煙探知機を統合していく計画である。